別冊COMIC BOX vol.5
ホーホケキョとなりの山田くん」を読み解く!? (品切)

「山田くん」を読み解く!?表紙

 

((この本について))

「ジブリの新作は、高畑勲監督で、いしいひさいちの『となりのやまだ君』をアニメ化」と聞いた時は驚いた。なんでまた? なに、いしいキャラもそのままに、絵は水彩画風?フルデジタルじゃなかったの? こんな疑問が頭の中を駆け巡った。映画をみるまでは……。

水彩画調のふんわりとしたムード、3頭身キャラがリアリティあふれる演技、ストーリーではなく、エピソードの積み重ねだけで長編映画として成り立つ構成などなど。

そんな斬新なやり方で、描くのはあくまでも平凡な日本の庶民という逆説。

「ホーホケキョ となりの山田くん」はジブリにとって、いや、日本のアニメーションにとって、いやいや、世界のアニメーションにとって革新的な作品であり、高畑勲が、スタジオジブリが渾身の力を込めた作品だ。ある意味では「もののけ姫」の対極に位置するといえるかもしれない。

もう一度この作品を味わい、楽しみ、ちょっと分析や解析をし、批評し、どのように作品が生まれたのかを恒間見る。この本ではそうしたことを試みた。

(編集部)

8月4日発売!
A4変型 定価1,000円(本体952円)


Contents
「となりシリーズ」第二弾〜高畑勲演出ノートより〜
特別寄稿 ユーリー・ノルシュテイン
「高畑勲さん、おめでとう!!」
〜ロシアの巨匠から日本の巨匠への手紙〜
高畑勲の最高傑作!!
〜模範的でも絵空事でもない「家族の肖像」
 おかだえみこ
高畑勲 ロングインタビュー
「人間にとってあんまりぴたっとしてるより、ちょっといい加減、適当な感じになってる方がしっくりするから生きやすいし、生きていけるし、世の中も丸く収まる」 
新説・高畑勲論
「高畑演出」はこうして生まれた 叶精二
「ホーホケキョ となりの山田くん」
“裏”映像技術論  叶精二
これが山田くん一家だ!〜キャストインタビュー
ジブリスタッフインタビュー
「山田くん」ができるまで
田辺修(演出) 百瀬義行(演出) 小西賢一(作画監督) 
斎藤昌哉(内線作画) 館野仁美(動画チェック) 
田中直哉(美術) 保田道世(彩画監督) 奥井敦(撮影監督)
矢野顕子インタビュー
「映像の音楽作りって、いってみれば要するに場面ごとの空気を作るようなものなんです」

ニッポン家族映画の系譜 野口文雄
鈴木敏夫インタビュー
「僕は映画のプロデューサーとして日本で一番楽をしてるんです」
ブックガイド 高畑勲を読み解く
『十二世紀のアニメーション』書評
止まるところを知らない高畑監督の研究意欲 叶精二
高畑勲フィルモグラフィ
ブックガイド いしいひさいちも読み解く?!
いしいひさいち論
オリジナルから独立し、
巨大なパロディ宇宙を見せる天才まんが家
 中野晴行
映画評 私が見た山田くん
切通理作/馬場広信/中野晴行/大西赤人/氷川竜介/高取英/三木宮彦/白井佳夫/小田部羊一/紅龍(上々颱風)/古川タク/池田憲章/米沢嘉博 
スタジオジブリ制作日誌 '97〜99
スタッフ&キャスト一覧

名・迷場面集1
 キャラクター紹介 山田家と街のひとびと
 おばあちゃんから♪ホーホケキョまで
  〜絵巻物的展開のオープニング
 人生山あり谷あり
  〜キクチばあさんの結婚式スピーチ
 そのうちなんとかなるだろう
  〜植木等とクレイジー・キャッツが唄った時代
名・迷場面集2
 月光仮面は誰でしょう
 山田一家を詠んだ人達
名・迷場面集3
 人生、何が起こるかわかりません!
  〜たかしさんの結婚式スピーチ
 未来はみえない お楽しみ ケ・セラ・セラ
 ひとりぼっちはやめた「QUIT BEING ALONE」

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