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──フレデリック・バックが教えてくれたこと
カナダのアニメーション作家の第一人者であるフレデリック・バックから贈られたイラストとメッセージを公開!
私が35年にわたって関わっている動物愛護協会について考えてみました。人が引っ越しをするとき、ペットたちはしばしば捨てられる運命にあります。毎年モントリオールでは、6万匹の犬や猫、そして鳥が捨てられていて、新しい飼い主が見つかる場合は稀であり、その動物たちのほとんどは処分されます。私たちは、人々にもっと責任をもってペットに接してほしいと考え、活動しています。
バックのイラスト 私は常に動物たちを敬愛しています。彼らは美しく、感動的です。動物たちは天性のアスリートであり、免疫などの問題を乗り越え、何万年と種を紡いでゆく知性を持っています。
私たちの人間性という面から考えても、動物たちには大きな借りがあると言えます。なぜなら、この世界を豊かで美しく、生き生きとしたものにしてくれているのは彼ら動物たちだからです。
しかし、私たちは動物たちにたいしてほとんど恩返しをしていません。何万という数の家畜たちは残酷に殺され、疫病が流行ると生き埋めにされたりします。過度の屠殺、漁業、また動物たちの住み処の破壊は、地上と海を実に空虚なものに変えてしまいます。こうしている間にも、種が地上から永遠に消え去っています。我々の未来にとって、その損失は計り知れません。全ての動植物は生態系の大きな一部分なのです。
にもかかわらず、私たちは彼らに十分な注意を払っていません。一番近い存在であり、その生存を人間にたよっているペットたちでさえも何千という単位で捨てられています。はたして私たちは「人間は優秀な種である」と胸を張れるでしょうか?
どうか動物たちに、そしてまた人間という種に対して優しさをもって下さい。そして全ての生き物に平和と哀れみを。
ケベック動物愛護協会 創設メンバー
フレデリック・バック
フレデリック・バック
アニメーション作家。1924年フランス生まれ。1948年にカナダへ渡りNFB(国立映画制作局)にて数々の作品を制作する。代表作はアカデミー賞を受賞した『クラック!』『木を植えた男』など。